ベンツで今イチバン気になるクルマ
メルセデス・ベンツの中で今イチバン気になるクルマ、それがベンツGLA。
2014年7月に発売されたレクサスNXに対抗するかのように、同5月29日に日本市場に先行投入されたベンツGLA。
発売当初はモデルもGLA250 4MATICとGLA250 4MATIC Sportsの2種類だけで、その他のGLA180やAMGは秋以降の投入だったたが、現在はようやくフルラインアップとなりました。
そんなメルセデス・ベンツGLAクラスの販売ラインナップは全7種。
GLA180が3グレード(ノーマル、Sports、Off-Road)
GLA250が同じく3グレード(4MATIC、4MATIC Sports、4MATIC Off-Road)
GLA45AMG 4MATIC
となっていて、AMGは別格だけど180と250が今回の日本市場や世界的にも爆発的に売れているコンパクトSUV市場へのアプローチという位置づけですね。
ましてや日本ではレクサスNXと完全に市場競合しつつも、価格的にはレクサスNXよりややリーズナブルな設定となっているのがイイっすよね。
ベンツGLAの評価
ベンツGLAは現行のベンツ3代目AクラスをベースにSUV車仕立てにしたもの。
SUVらしいタフネスさを感じさせつつ、スポーティな外観を兼ね備えています。
とはいえAクラスがベースなので、SUV車の中では車高が1505㍉と低いほう。
前席の頭上スペースも広さ感に欠けていて、後席の足元も背もたれとヒザの間に手のひらが入るほどのスペースしかなく、サイドウインドーも小さいため開放感も今ひとつで座高もそれほど高くないです。
でもこの低全高・低重心が逆に走りの良さに繋がっているというスポーティさを醸し出しているというから不思議なクルマ。
従来の立体駐車場にも入れることができ、フロアやシートの低さが逆に乗りやすく感じるというのだから、これはもうGLAの魅力の一つであり街乗りに最適な若い世代向けのコンパクトSUVに仕上がっています。
ベンツGLAの内装・エンジン・安全
GLAの内装はAクラスとほぼ同様の仕上がりで、車高が低いせいか一見ハッチバックのような印象さえ受けます。
大きく立体的な2層デザインが特徴でダッシュボードや細かいところのディティールにこだわりを感じるデザイン。
シンプルでありながらもベンツらしい曲線を活かしたイメージになってます。
180の全幅は1805㍉でレクサスNXの1845㍉よりも40㍉コンパクト。
全長は4430㍉でレクサスNXの4630㍉よりも200㍉短い。
でも不思議なことに、最小回転半径はベンツGLAが5.7mに対してレクサスNXは5.3mと大きいのに小回りが効く。
これはひとつの判断材料になりそう。
エンジン性能は1第3世代の直噴システムBlueDIRECTテクノロジー。
180に搭載されている1600ccエンジンと250に搭載されている2000ccエンジンの2つで、更に250は4MATICという可変トルク配分型四輪駆動式になっています。
安全性は
・全車標準仕様の緊急ブレーキ機能CPAプラス ~ 自動緊急ブレーキで追突や衝突を回避する装置
・ディストロニックプラス ~ 最適な車間距離を自動でキープする機能
・ブラインドスポットアシスト ~ ナナメ後方にいるクルマの存在を知らせる機能
・レーンキーピングアシスト ~ 車線逸脱を警告する機能
などをオプションで搭載することができる。
これもレクサスNXに引けをとらない安全性です。
今どきのクルマって本当に安全性が向上しているので、買い替えたほうが事故リスクは軽減できるにちがいないです。